第88回日本泌尿器科学会東部総会を終えて           

第88回日本泌尿器科学会東部総会が10月5日から7日まで、北海道大学の篠原信雄教授を会長として
札幌で開催されました。
副院長の私は一般公演で「Dual energy CTで診断し得なかった酸性尿酸アンモニウム結石の2例」、
「尿管皮膚瘻造設後に尿管アクセスシースを用いて逆行性尿路砕石術を施行した1例」
で発表し、パネルディスカッション6 結石治療の最前で演者を拝命し、「大きな結石に対するECIRS〜
若手医師の挑戦〜」を講演させて頂きました。
尿路結石症は一生涯のうちに男性は11人に1人、女性は26人に1人の割合で罹患するといわれています。
大きな結石症に対する治療はどうすれば良いのか?安全に手術を行うにはどのように対応するのか?
高齢者の結石も増えているなかで、どのような対応が望ましいのか若手泌尿器科医の立場から議論して
まいりました。排尿障害については今夏の酷暑の影響もあり夜間頻尿の原因として飲水過多の影響が
あることが議題としてありました。特に前立腺肥大症に対する外科治療に著しい進歩が見られておりますが
生活習慣の改善が非常に大切であることが印象的でありました。
学会期間中は、ご迷惑をおかけ致しましたが、引き続き宜しくお願い致します。
(福田 哲央副院長)



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